戦国ノートは、戦国時代の歴史を取り巻く情報環境のなかで、読者諸氏が確かな手がかりを得られる編集媒体であることを目指している。本ポリシーは、当媒体がどのような基準で記事を制作し、どのような姿勢で取材・検証・公開に臨んでいるかを明らかにするものである。
編集の独立性
当媒体は、特定の自治体・観光協会・神社仏閣・博物館・歴史団体・出版社・映像制作会社・遊技機メーカーからの広告出稿・スポンサーシップ・物品提供・取材機会の差配に編集判断を左右されないことを基本原則とする。記事化の対象とする人物・城郭・合戦・関連書籍・関連商品の選定は、編集部の独立した判断に基づく。
取材・検証の方針
- 人物・合戦記事:一次史料(軍記物・書状・公家日記・寺社文書等)と、近代以降の研究文献(実証史学・社会史・地域史)の双方を根拠とする。テレビドラマ・小説・漫画・ゲーム等の通俗イメージは、その旨を明示した上で文化的文脈として扱い、史実と混同しない。
- 城郭・史跡記事:原則として編集部員が実際に訪問した体験に基づいて綴る。訪問の季節・時間帯・現地での見学コースを記事内で示すように努める。「未訪問のまま伝聞で書いた記事」は出さない。
- 文化記事:茶の湯・能楽・連歌・武家儀礼・家紋等の文化記事は、専門研究文献・現代の伝統文化団体の公式発表を一次・二次情報源とする。
- 諸説のある事項:研究者間で論争のある事項、史料解釈が分かれる事項、近年の研究で通説が修正された事項については、その旨を併記し、複数の説を提示する。一説のみを断定的に扱うことは避ける。
表現の方針
当媒体は、煽情的な見出し、二項対立を煽る表現、特定武将・特定大名家・特定地域への不当な貶めや過度な英雄視を伴う記述を避ける。「最強の戦国武将」「悲劇のヒーロー」「無能な凡将」のような単純化された言説では拾いきれない、戦国期を生きた人々の多層性を、抑えた筆致で描くことを優先する。同時に、人物史を語る楽しさを否定するわけでもない。物語性と史実性の間で揺れながら、両方に対して誠実であろうとする。
事実誤認の訂正
記事公開後に事実誤認・誤記が判明した場合、または近年の研究成果により従来の記述が修正を要する場合は、訂正を行い、変更内容と訂正日時を当該記事内に明示する。重大な誤りについては、訂正の経緯を含めて読者に開示することを基本姿勢とする。
広告・PR記事の取り扱い
当媒体は、編集記事と広告・PR記事を明確に区別する。広告・タイアップ・アフィリエイトリンクを含む記事には、その旨を冒頭で明示し、編集判断と広告主の意向が一致しない場合は、編集判断を優先する。
史跡訪問・文化財保護への配慮
取材・撮影にあたっては、各管理者および地域社会のルール・マナーを遵守する。文化財は後世に手渡すべき共有の財産であるという姿勢を保ち、立入禁止区域への侵入、文化財への触手・落書き、私有地への無断侵入、撮影禁止場所での撮影、地域住民への迷惑となる行為は行わない。読者諸氏にも、同様のマナーを尊重した史跡訪問をお願いしたい。
読者からのフィードバック
記事内容に関するご意見・誤りのご指摘・追加情報のご提供は、当媒体の編集品質を支える貴重な情報源として歓迎する。編集部について記載の連絡経路よりお寄せいただきたい。