このページでは、上田真田まつりの「目的・コンセプト」について解説していきます。

このページを読むことで、上田真田まつりが行われるようになった理由を知ることができます。

上田真田まつりは「上田市を盛り上げる・賑わいを作り出す」事を目的として始められたお祭りです。

幅広い年代から高い人気を獲得している「真田幸村(信繁)」に関するエピソードを再現するといった催し物なら、県内外から多くの人を集められるのでは?と考え考案されたお祭りとなります。

そのきっかけになったのが、1985年(昭和60年)に放送された大型時代劇「真田太平記」だと言われています。

実際に、上田真田まつりが毎年行われるようになってから、お祭りの当日は数多くの人で市内が賑わうようになりました。

また、上田真田まつりには、真田軍に扮した人たちが市内の中心エリアを歩く「武者行列」というプログラムがあります。武者行列では、赤備えの鎧や六文銭の旗を持った武者が市街中心地を練り歩きます。

武者行列をひと目見るついでに市内を散策するというのが観光客のお決まりになった事もあり、市内の様々なお店にも良い影響が生じました。

現在も、「上田城桜まつり」や「真田幸村公出陣ねぷた」と並んで上田市の一大イベントとして、様々な地域から上田市に人を呼び集める、地元を盛り上げるといった大役を担っています。

上田真田まつりのコンセプト

上田真田まつりは、信州上田を代表する真田一族をメインテーマに取り扱ったイベントです。

最も知名度が高い真田幸村に縁のあるエピソードを大観衆の前で披露しています。

こちらのお祭りは、地元の「歴史」や「おもてなし」を伝える事をコンセプトとしています。

分かりやすいプログラムで真田一族や上田市の歴史を学べるだけではなく、初めて上田市に来た人には、上田市の歴史と一緒に地元の魅力を伝えられるように様々な工夫が取り入れられています。

また、上田市と地元住民が協力してお祭りを創り上げる事もお祭りのコンセプトの 1つで、街全体に賑わいを創り出すといった意図があります。

お祭りでは、上田城跡公園周辺と上田市の中心市街地でしっかりと連携が取られていて、商店街のあちこちで真田一族をモチーフにしたフード・ドリンクの提供やグッズ販売が行われています。

地元の活性化に加えて、真田一族の知名度をさらに上げるというコンセプトもある事から、2016年には大河ドラマ「真田丸」で真田昌幸を演じた草刈正雄氏をパレードに招待したりしています。

定番となった武者行列と決戦劇だけではなく、毎年様々な箇所で取り入れられている新しい要素も見どころと言えるでしょう。